1990年。the stone rosesの産まれた背景と、自分がハマった理由。

標準

当時、私は主に渋谷と新宿で隔週で4万円程度レコードやCDを買うのが楽しみでした。

渋谷はzestというセレクトショップ、そしてCISCOと、そしてメインはwaveでしたね。たまにレコファンやユニオン。

最初はまあYMOの源流探しで当時急激に盛り上がっていた新しいフロア向けのテクノ探しでした。

そうすると行きつくのはUKのwarpやオランダのr&s、デトロイトのフロア向けの初期のテクノでした。

それと同時に海外ではマリファナも常用するのが当たり前という時代に入り、そんな状態で楽しめるなにも考えずにただ安らかにカラダを揺らして時を忘れられる音楽の種類としてthe stone rosesは産まれました。

メロディは完全に過去から逸脱した、ゆっくりと音程が変わっていくような川の流れのような、ドイツのクラフトワークとかに近い旋律で、グルーヴはストロベリーフィールズフォーエバーのブレイクビート、ヒップホップのグルーヴで統一、アドリブも多いが、昔のように攻撃的ではなく、あくまでリラックスさせるための明るい雰囲気、

完全に90年と言う時代とシンクロしていた気がします。

ここから同郷のライブハウスで一緒になることが多いハッピーマンデーズに繋がって、808stateに繋がっていきます。

私は808のレコード屋の常連だったので、他のバンドのプロモとかも送ってもらってた本当に日本にいながら親近感が半端なかったですね。

巷ではバーズとかツェッペリンとか言われてたので、一通り聴き直したんですがわたしはローゼズ以外きかなくなったので、やはり違うと思いますね。戦争とかあの辺のものを感じさせないんですよ90年代は。

そこが70年代との大きな違いですね。放射能とかも仕方なく受け入れている時代で、あきらめの空気感がある。攻撃はない。

可能な範囲内で楽しもうよっていう感じ。

そしてヴォーカルのイアンが厳しいので新作は数曲になっていますが、継続してる他のバンドの曲であまりパッとしてなくてオアシスに持ってかれてることを考えると正しいのかなと思いますね。

アドリブと多少オカズ的な遊びが欲しい人はローゼズ。

ずっとゆっくりカラダを揺らしていたい人はオアシス。

電子音が欲しい人は808state。

って感じだと思います。

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