カテゴリー別アーカイブ: 2015.01.23 Aphex Twin – Computer Controlled Acoustic Instruments pt 2

aphex twinの Syro と Computer Controlled Acoustic Instruments pt2の位置づけの解説

標準

経緯

このリチャードDジェームスさんは最初、ネット上で音源を売って資金を
稼ぎつつ音楽活動を始めたと言っています。

でR&Sレコードから立て続けにドル箱シングルを連発させて
R&Sレコードをマニアックな最先端のテクノのレーベルという
色付けをさせることに一躍買いました。

この時、aphex twinはシングルを連発して評判を上げていきます。

時代はTR-909やTR-808といったリズムマシンが支配していましたが、

なにから何までサンプリングよりも波形の合成で
(シンセサイズ)音を作り出していました。

分かりやすく言うとリズム系なんかはバスドラからスネアから
ハットから80年台のKRAFTWERKのように波形の合成で
音をつくりだしていました。

商業用の小奇麗にまとめられた音とは裏腹に
この人のサウンドはセオリー無視のセッティングで
ノイズが入るくらい深いエフェクト処理、

異常に強調されたイコライジング処理、

エフェクトをかける順番のセオリーを無視したような
ざらついた汚らしい音響、

わざと汚らしく繋いだり鳴らしっぱなしにして
ヴォリュームを突然下げることで長さを調節して
いるサンプリング音、、

スタジオや録音現場のノイズ(犬の鳴き声や
自分の咳き込む声等)も全てひっくるめて
録音してあるサンプリング音。

これらをコンピュータープログラミング
で構築していくサウンドがapex twinだと思います。

日本では音楽ではなく音というもの全てを遊びまくっている
という意味で、、
山塚アイさんや猛毒、80年代のノイズ系アーチスト、
外国ではStock Hausen & Walkmanなんかが近いと思います。

ちなみに今回の
Computer Controlled Acoustic Instruments pt 2
ていうタイトル、
Stock, Hausen & Walkmanの
Organ Transplants, Vol. 2
とタイトルが似ています。

でこの人は当然レコードレーベルも立ち上げていて、
Rephlex Recordsといいます。
でこちらでは普通の前衛音楽好きイギリスの田舎紳士ぶりを素直に
表現していて、自分が大好きで、世間に知らしめたいと思う
作品群の再発売作業なんかも行っていて、
808stateのblueprintやnewbuildのリマスタリング、
そしてrebuildという新作まで808に作らせてしまって楽しんで
いるんですよねw

こちらのように
20140627808afx
グラストンベリーで一緒にライブ
やっちゃってます。

とまあ、前振りはこれくらいで。

新作2枚についてのaphex twinの性格や背景やこれまでの
動きから推察した位置というものを解説します。

この人のアルバムはきままに制作しているシングルが
たまっちゃったから集めてアルバムとして出しているものが
ほとんどです。
契約上も発売契約は自分のrephlex recordsやwarp等といった信頼の置ける
裏切られることがないレーベルで、販売契約は大きい
会社(ソニー等)になっています。

こういう人達は他人に制されるのが大嫌いだと思うんですよねw
だからこういう仕事を選んだ。
特にこの人なんか他人と一緒のところ見たこと無いですからねw

本当は自由にやりたいけど金が儲からない。

メジャーレーベルは期限の制約が厳しい(数年にアルバム1枚とかシングル2枚とか)
し自由に作れないけどプロデューサーの指示通りに作れば儲かる。
従来の世間的なパブリックイメージとしてのaphex twinぽい作品というのを作ってくれれば
良いと言われ、それでGOサインが出て何故か高い評価が出て金も儲かるw

本当にやりたいことじゃないんだけど
やりたいことやっても生活できないし。

で金のためにアルバムを創ったと断言した前作の
draqsは初めて大きい会社に実権を握らせた
作品になっているので、前記しました、rephlex records
のことや自分のスタジオや活動資金を稼ぐ、
好きなことをやるための資金稼ぎのために
最近のアルバムは作っているんだと思いますね。

まあビートたけしさんが断言していますが、大好きな映画活動
資金稼ぎの為にテレビの仕事をやっているようなことと
同じじゃないかと思いますね。

あとは元ピストルズのジョン・ライドンさんも言ってますが、
ピストルズで資金を得て、全てそれらを自分が命をかけて
やっているPILの活動費にあてていると。

私はそういう背景もわかっているので、draqsやsyroは
大きい会社のプロデューサーの指示通りにつくって
OKが出ればそれでOKみたいな考え方で、金のために
作っていて、

本当の彼はこの2枚目の
自身のレーベルから出た
Computer Controlled Acoustic Instruments pt2
なんだと感じましたね。

真実のaphex twinを知っている人はジャケットを見た
だけで
cover
リチャードはまだ死んでないなって感じると
思いますね。いや思わない人は新規ですね。

デビュー当初から貫いている中身むき出しのスムージングされてない
コンピューター用の初期型のフォントですもんね。

でこの作品は彼がついに波形の合成に飽きた初めての
音みたいですねw

音響は波形なんですが、まあ簡単に言うと波形合成装置がない
ハード筐体楽器群(ピアノやギター等)の音や演奏をテープや
サンプリングで部品化してそれをプログラミングしたタイミングで
コンピューターで鳴らしている音みたいですね。

昔の人が楽器をサンプリングしてコンピューターのデータと
して保存してコンピューター内で自由自在にできちゃう嬉しさと、

現代人が、コンピューター内に既にデータ化して共通の仕様書通りに
作成してまとめてある、音楽素材や楽器やエフェクターのプログラム等を、
シーケンス機能だけ残して無効化し、
演奏方法や音色や音量や規定・仕様や歴史や背景もバラバラな
楽器から音を録音したりそれをシーケンスさせる動き。

生楽器っていざやろうとすると場所とるしセッティング大変だし、
メンテナンスもめんどくさいし、リチャードがやりたいと
思う感じがわかりますよね。。
音をシリコンデバイスで聴かずレコードをプレーヤーで聴くのと同じかも。。
レコードってかびて大変、クリーニング大変、針のメンテ大変だけどそれが良いっていう。。

でもこれって、最初、鉄や木材をハンマーで鳴らして
演奏していたノイバウテンがコンピューターを導入
したのと同じなんじゃねーのwって思っちゃったんですが、、

druqsやsiroに騙されてるお前らはリチャードに単なる金づるだと
思われていますから気をつけて下さいねwww
Aphex-Twin-I-Care-Because-You-Do-608x593
しかし坂本龍一氏が電子音楽でやりたい放題やってきて
最後に生のピアノに戻ってきたのと同じく、
音楽制作をやりつくすと人は最後に生の楽器に
回帰していくのかも知れないですね。

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