カテゴリー別アーカイブ: 1994.02.25 THE FIRST QUESTION AWARD

CORNELIUS コーネリアス Constellations Of Music 進歩よりあえて後退を選んだ凡作。攻殻機動隊OSTも同様ですね。

標準

CORNELIUSの歴史として初期はフリッパーズを引きずった感じ。

でStock Hausen & Walkmanにひどく衝撃を受け、
SoundToolsを入手して試行錯誤の内、一つの
昇華作品としてPOINTを生み出した。

その後2015年まではPOINTを彼の方程式として固定させ、
それを利用した中身はなにも変わらない、方程式の
変数にいろんな音を入れ替えただけの楽曲を生み出すにとどまっている。

また音が変わるだけならまだしも、作品ごとに熱量が上がってしまい、
その熱を表現するのに旧来の音数を増やしたり音符を増やす
ような状況に陥ってしまったりしてしまい、旧来の方式
を避けて音数を削ぎ落した結果見事な未来的な音空間を創造することに成功
したのに、POINT拠点にどんどん音空間の雰囲気が
旧来のありきたりのものに後退してきてしまっている。

POINT以降の変化としては、YMOに参加することになった
ことで、独自の音空間が魅力だったコーネリアスだが、
坂本龍一や細野晴臣、YMO、等、旧来の物に引きずられるような感じに
なってきてしまっている。

そして最新作の
Constellations Of Music。

これはアルバムに一曲は必ず入っているマーチンデニー系
の音楽に焦点を当て、さらに発展させてスティールパン
まで拡大解釈し、進化はあきらめてPOINT以前の
位置まで戻り、あまり試行錯誤せずに自分の
やりたいことを最重要視し、横幅を広げた作品だと思います。

唯一Constellations Of Musicと攻殻機動隊OST
で彼の作品に興味を失いそうになる瞬間があったんですが、
それは小山田氏の最強の武器であった自分の声で
唄うことを辞めてしまったことです。

なにかあったんでしょうか。
理由はわかりませんがどうか自分の声で唄う
ことを辞めないでください。
貴方の声は大変魅力的です。
勿体ないです。

ちなみに私は今回貴方が唄っていないことが途中で
わかってから全ての唄入り楽曲は飛ばして聴きました。
貴方のトラックは特殊だから貴方が唄わないと全然威力を
発揮できないのですよ。
額面通りのパワーを発揮できないんですよ。
わかってますか?
よろしくお願いしますよ。

という訳で、

結局私が彼に求めているものはデビュー当初から未来と
感動、これですので、今回は感じることができなかった
のでスルーすることにしました。

次回作期待しています。

しかし、坂本龍一も意欲作が
1978年の千のナイフから(26歳)
1986年の未来派野郎(34歳)
までの7枚で8年でしたから、
1994年THE FIRST QUESTION AWARDから
2001年POINT、大目に見て2007年Sensuous
までの5枚で13年がんばったんでよしとしても
いい気もしますけどね。

あとはいろいろ気にしないで好きなものを
つくればいいんじゃないかと思います。

私は買わないですが金はあるので売れても売れなくても
いいんじゃないでしょうかね。