カテゴリー別アーカイブ: 2017.08.13 G1CLIMAX優勝決定戦 ケニーオメガ対内藤哲也

2018.01.04 オカダカズチカvs内藤哲也の内容にスッキリしない理由。またケニーオメガvs内藤哲也の方が面白い理由。

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今回、なぜオカダが絡む試合は内容が貧弱になるのかようやくわかりました。

ちなみに、私は2017.8.13ケニーオメガvs内藤哲也が最近のベストバウトで、
オカダvsケニーは逆の意味でそれに比べたらレベルが違うと思っています。

そうすると、まずケニーオメガが絡むと試合が面白くなるのはなぜか。
オカダが絡むと貧弱になるのはなぜか。
そこら辺から考えてみたいと思います。

ケニーオメガは柔軟に自分の法則を構築してあり、
状況によりそれを分岐させて的確に最適なものを繰り出していきます。
また、身体が小さいのでトップロープやコーナーポストからの
技も多い反面、返されるリスクも高くてその際のダメージも大きい
ものが多いです。

オカダは、逆に体が大きいので、とび技が少ないです。
また、自分の法則を変えずに相手を自分の法則に
当てはめて無理やり組み立てていきますので
いつも同じ流れになってしまいます。
技についても、レッドインク、パイルドライバーやドロップキック、レインメーカー
が主ですが、それらの技は返されてもなにも
影響がない、見ている側としては糞面白くない
ものばかりなので、観ていて、決まっても返されても
なにも不安になったり興奮したりという感情が起こりません。

よって、オカダvsケニーは普通で平凡なマグロ状態のオカダに
ケニーがアイデアを凝らして様々な技を繰り出していったので
面白くなったと言えると思います。

そして、今回のオカダと内藤。

内藤はそういうマグロ状態のオカダに工夫を凝らして
最初から様々な技で一方的に攻めて客を楽しませました。

しかし、オカダは変化に弱くて、さらにこの前のオメガ戦は完全にオメガ
のおかげで面白くなったのに、それを自分のおかげだと勘違いしていて
自分のマンネリなプロレスルーチンを面白いと信じ込んでいるから
そのアドリブに付いていきさらに自分が変化していくことを楽しむような
発展的な考え方をせず、勝てばなんでもいい的な考えを優先させて、
内藤と絡んでいままで見たことないプロレスを見せるチャンスを逃した後、
いつも通りにマンネリと化した自分のルーチンに内藤を組み込んでいきます。

そこでもオカダのつまらなさは絶好調で、
先ほど言いましたが、内藤がコーナーポストに上ったり、返し技がリスキーな
技をかけて、自分へのリスクよりも試合の盛り上がりを優先させるような
構成に対し、
それに比べたら返されてもなんのリスクもない技ばかりをいつものように自分の
ペースで淡々と繰り出していきました。

内藤が様々な返し技でレインメーカーを1回で生き抜いてきて
わざをかけるちょっとのスキをついてコンマ何秒っていうタイミングで仕掛けた
2回目のデスティーノとダメージを全てオカダの体に吸収させるように
必死にエメラルドフロウジョンの三沢のように落とすと同時に抑え込んだ
時は、そんな努力を水の泡にするように海野レフェリーがカウント開始を2秒
程度後らしてしまったことで、オカダが返してしまうことに。

レベルの差が無い戦いの時はこのわずかなミスが命取りになるのです。

野球で昔の森監督時代の西武対巨人戦なんかも同じで
1点取れるか取れないかの試合だから一つのボール判定が
命取りになったのと同じです。

内藤が先にデスティーノを2回かけてオカダは遅れてやっとレインメーカー
の2回目を決めて勝ちましたが、
内藤は2回目に海野のミスで返されたと考えると、
実質内容でも楽しさでも会場の盛り上がりでも全て
上回っていたと思います。

オカダの新日本プロレスについての講釈が試合終了後に
ありましたが、
あんなもん、内藤も当然のように考えてますから騙されないように
して下さいね。
オカダだけが考えてるわけじゃないですよ。

おそらくああいう新日本プロレスの未来像みたいなのは
内藤の方がより具体的に描いてさらに行動に移している
気がするのは私だけではないと思います。

下知識ゼロの外国人の日本通の人の方が、
日本にいるというだけで知ったかぶりでなにも調べない
日本人よりよっぽど詳しいのと同様、

チャンピオン制度がある格闘技はチャンピオンは1人だけで
99パーセントはチャンピオンではなく、
実質団体を構成しているのはチャンピオン以外の選手なわけだから、

私はチャンピオンよりも他の選手が語る内容の方が
よっぽど心に刺さってきます。

いろいろ数十年プロレスを見てきて、私が今回の内容で
思い浮かんだものはそういう感じでした。

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ケニーオメガ対内藤哲也 愛する三沢光晴の死後初めて超えられた感覚を味わいました。

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2017.08.13 G1CLIMAX優勝決定戦 ケニーオメガ対内藤哲也

私が逃さず観戦していた三沢選手の時代のノアは、
いろいろやって3カウント取れない場合、
タイガードライバー91かバーニングハンマー
をやれば十中八九フィニッシュに持っていけました。

タイガードライバー91を封印後はエメラルドフロウジョン
で決まりました。

しかし今回の試合は両者ともそれ以上の技をやっても
起き上がってきました。

最後は結局元に戻って、内藤選手が一度返されたデスティーノ
を2回連続で仕掛けて優勝しました。

ケニーオメガ選手は前回はルーシュドライバーという
技で勝利しましたが、この時はまだ超えたと思いませんでした。

しかし、今回はノアで観ていた時感じていた危険な感覚を全て超えたところで
勝敗が決まりました。

多分今の内藤選手はバーニングハンマーでも、
タイガードライバー91でも、
フェイスロック、
ローリングエルボーをもってしても、
3カウントは取れないでしょう。
それくらいすごい時代に突入した気がします。