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コント55号は生きていた。2018年7月18日 モグライダーDVD収録ライブ「穴掘り天国」新宿シアターモリエール

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2018年7月18日@新宿シアターモリエール

モグライダーDVD収録ライブ「穴掘り天国」

この前の単独はモグライダーが面白いと思うことをする
というテーマで漫才という枠をとっぱらって
自由に企画をたてて実行したので、
初めてのモグライダーの漫才の現場は
体験できずに終わったんですが、

今回は真逆で、
ネタDVDの収録なので、主要なネタのタイトル
をリストアップして、お客さんにそれを選んでもらって
時間の許す限り上演していくという内容でした。

まず登壇すると、ここに至るまでの過程を
説明。

練習は今日まで一切せず、当日もぎりぎりまで
会場入りせずだということで客が驚く。。

でも私はまだネタをやる前ですが、
ここである2人が脳内にフラッシュバックした。

全く同じエピソードをきいたことあるな。。

そうそう、、コント55号だ。

また、芝さんが一切当日まで教えないという
ことで、欽ちゃんと同じだと。

欽ちゃんが芝さんで、二郎さんがともしげさんの
コント55号。。

で、今回、見たことないネタが多かったんですが、
それらがテレビで観たネタよりもよりコント55号ぽい
ことが衝撃的でした。

まあ当然全部が全部じゃないんですが、
全て二郎さんと欽ちゃんにやらせても
面白そうな感じでした。

例えば両雄でベタなのは、
ともしげさんがなにかやりたいと
言うので、芝さんが手順を構成して、
間違えを指摘しながら
達成に至るまでサポートしてあげると。

その時、練習してないので、
ともしげさんがぐちゃぐちゃに
なるが笑いを求めず、芝さんが笑いの
責任を一切に負って、

その間違えに対して工夫を凝らしたワードを
使ったつっこみ
を入れながら、愛情を込めてサポートし、
徐々に客も芝さんとリンクして
ともしげさんを応援するモードに
なっていき、一生懸命にゴールに
向かっていく姿勢に
最後はマラソンを完走したような
爽やかな感じになる。

あとは、ともしげさんがあるテーマについて
解説するだけのネタですが、
練習してないので当然ぐちゃぐちゃに
なっていくので、それを一言一句
聞き逃さずに笑いに繋がる可能性のある
ワードについては拾い上げていく。

この2本が基本線なような気がしました。

適当なようで、実はこれ大変なんですよね。

それは、芝さんがきちんとネタや内容の
詳細を覚えていないと、
ともしげさんに突っ込めないんですよね。

ともしげさんは芝さんを信用して
笑いを考えずに一生懸命言われたことを
やって、
芝さんは暗闇で彷徨っているともしげさんを
きちんとゴールに向けて導いていく。

コント55号の進化形というか、
2018年版ていうかね。

そうそう、55号は叩いたりするけど、
そういえばモグライダーは叩いたりしませんね。
言葉で処理していきますね。
そういう意味でも2018年版なのかも知れませんね。

そう考えると、ツッコミは叩いても叩かなくても
同じだったんだということに気づきます。

55号の当時は時代的に全員が叩くツッコミだったので
何も考えずに叩いていただけで、今やってみると
叩かなきゃ叩かないで特に問題ないっていう
ことに気づいたっていうね。

この叩く叩かないというところから考えても、
確実に笑いは進化している気がします。

またこれからは一切スキャンダルに繋がる
ような要素を避けて活動していく、
EXITのような要素も笑いに必要になってくる
と思いますね。

叩くより叩かない方、スキャンダル起こす奴より、
起こさない方が笑いが取れる時代になっていき、
生き残れる。

芸風的には似ているが、総括的に比較すると
細かい部分が進化している気がします。

だからモグライダーは今の時代に最大限の笑いが起こる仕様に
チューニングされたコント55号ていう感じかも知れませんね。

そうすると芝さんと素人を組み合わせると
面白い番組ができるのでしょうか。

テレビ関係者の方、大抜擢お願いします。

当たったら出世できるかもしれませんよw

芸人がキングオブコントやM-1等のお笑いのコンテストの審査員をやることの矛盾感とベストなコントの評価方法の考察。

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誰一人、自分たちのネタを客席から観た人はいないということ。

さまぁ~ずであって、さまぁ~ずではない。
バナナマンであってバナナマンではない。
ダウンタウンであって、ダウンタウンではない。

さまぁ~ずのコントを観たスタッフが素晴らしいと感じたので
審査員として呼んだが、その素晴らしいコントをさまぁ~ず
本人は観たことが無いっていう落とし穴。

スタッフはさまぁ~ずのコントのレベルを審査の基準にして
採点して欲しいから呼んだが、、

さまぁ~ず本人はその基準が実はわかっていないっていう。

だって観たことないんだから。

観たことないから、比較もできるわけがない。

だから、審査員は結局芸人ではないほうがいいと思いますね。

ちなみにざっくりですが、お願いランキングという番組の
お笑い勝ち抜き企画は視聴者投票なんですが、
現時点ではこれがベストなんじゃないかと思います。
私はこれだと推しが負けても一切文句はなく、仕方ないかと
思える方法ですね。

ちなみに、コントを芸人が審査するという考え方は
俳優自身が審査するアメリカのアカデミー賞を
パクっていると思うんですが、これも落とし穴があって、

アカデミー賞は映画ですから俳優自身も自分の仕事を
観れるので、なんら問題は無いわけです。

お笑いは舞台芸なので無理です。

もし芸人が審査する方式を採用するなら、
舞台でネタを披露せず、
事前に収録したネタを映像を観て審査するなら問題は無いと思います。

以前にも言いましたが、アートの面白さとは、
作品の評価は第三者が評価するもので、
アーチスト本人の評価は関係が無いということです。

本人が嫌いな作品でも高評価な作品、
大好きな作品でも低評価な作品があるのが
あたりまえなんです。

また本人の出来不出来と評価は無関係。比例しません。
よくできてもつまらないときもあるし、
よくできなくても面白いときもあります。

また、タレントや周りを取り囲む勢力のパワーとも無関係。
それらが逆に威圧感としてマイナスに作用することもあります。

美空ひばりの作品より自分の子供の作品のほうが感動したり、

フランクシナトラの作品より、シドビシャスのほうが感動したり、

手塚治虫より蛭子能収のほうが感動したり、、

芸術だからこそです。

コントの作り方も

サンドウイッチマンのようにマクロレベルでボケを組み込んでも、
舞台に出ないで映像ですましても、
舞台に出てずっと立っているだけでも、
しゃべらずに動きで表現しても、

面白ければそれでよし。

チャップリンから始まり、キートン、てんぷくトリオ、
深見千三郎と一連の浅草コメディ、
クレイジーキャッツ、ドリフターズ、
Mr.ビーン、モンティパイソングループ、
やすしきよし、コントレオナルド、
コント55号、B21スペシャル、
とんねるず、ひょうきん族のタケちゃんマン、
カックラキン大放送、
ネプチューン、キリングセンス、
ごっつええ感じ、松本人志、
ウッチャンナンチャン、
シティボーイズ、シソンヌ、
パーパー、

いろいろこれまで魂にぶち込まれてきましたが、

人間が全員各自で評価すればそれでいいのではないでしょうか。

漫才はルールがあるが、コントは自由。

私はそう思います。。。