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大久保薫氏が武器を電子音からギターに持ち替え、新たな時代を切り開く意欲作。 2019.3.20モーニング娘。’19『I surrender 愛されど愛』

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モーニング娘。’19『I surrender 愛されど愛』

プラチナ期からone two threeをもってダブステップを
アイドル業界に初めて持ち込み、革命を起こし、
それから2018年まではそのブリブリのシンセのベース音
とBPM遅めなビートを主体としたものを基軸にして、
そのイメージを維持していたんですが、

まあ私がここで大久保サウンドの特徴として
電子音以外を使わないとか芯を食うことを
言っていたからかどうかは知りませんが、
今回、ばりばりにギターを初めて導入したので
驚きました。

平田祥一郎さんがそういうダブステップ以外の
一般的な作風を担当していたんですが、
今回、大久保さんもまあつんくさんの指示で
ダブステップ以外の展開をしはじめた
ことで、モーニング娘の展開が面白くなってきました。

自由な国だからくらいから、
そういう昔のカラフルなモーニング娘の
空気に戻る雰囲気を感じ始めていた
んですが、

そろそろダブステップも疲弊しはじめていたので、
その空気を感じたつんくさんはさすがだと
思いますね。

でも今回の大久保さんのギター導入の件ですが、

根幹が変わってないと思ったのは、
平祥さんはでんぱ組みたいに
いろんな音色をちりばめる
んですが、

大久保さんは、これだと思う音色を
2種類程度決めてそれをごり押しする
ので、

それがダブステップの時の電子音から
ギターの音に置き換わっただけで、

そして、ダブステップの時より
BPMが速くなっていると思ったみなさん、

実は変化しておらず、

バスドラとスネアの位置を変えただけ、

例えば、愛されど愛のBDとSDの位置が
B-S- B-S- B-S- B-S-
として、これを
B— —- S— —-
こういう風に置く位置を置き換えると、

ね!

基本的なBPMのはやさは変わってなくて、
表現方法だけ変えた作品だということに
気づきます。

脳内で変換させると娘。の通常の
大久保ダブステップとして
聴くことが可能になるんですね。

ということで今回分かったのは、
大久保さんはダブステップに
は執拗なこだわりがあること、

つんくさんやプロデューサーの
指示もあるが自分の最先端の作風という位置に強力に結び付けていること、

そして少ない音色でこれでもかと押しまくる作風が
大久保薫なんだなということですね。

大久保薫の新章を楽しみにしたいと思います。

ただし、たまにはダブステップもまだ
私は大好きなので、より新しいスキルを
入れてブラッシュアップしたものが
出来た時はよろしくお願いします!

現場で感じた要点と今回のコンサートの位置づけについて。2018.12.15モーニング娘。’18コンサートツアー秋 ~GET SET, GO!~ファイナル

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前座:beyooooonds

自由な国だから 2018
君さえ居れば何も要らない(updated) 2013

Are you Happy? 2018
Tokyoという片隅 2016
そうじゃない 2016
Only you 2011
ブレインストーミング 2013

憧れのStress-free~モーニング娘。’18ver~ 2018
ワクテカ Take a chance 2012
私のなんにもわかっちゃいない 2017
ムキダシで向き合って 2016

フラリ銀座 2018
今すぐ飛び込む勇気 2015

メドレー:
そうだ!We’re ALIVE(updated)
LOVEマシーン(updated)
ザ☆ピ~ス!(updated)
恋愛レボリューション21(updated)
Go Girl ~恋のヴィクトリー

恋してみたくて 2018
ロマンスに目覚める妄想女子の歌 2017
ドッカ~ン カプリッチオ 2012
What is LOVE? 2014

アンコール:
私の魅力に 気付かない鈍感な人(飯窪春菜) 2009
I surrender 愛されど愛 2018
Y字路の途中 2018
One・Two・Three(updated) 2012
わがまま 気のまま 愛のジョーク 2013

今回はbeyooooondsが前座で出てきて、
これは驚いたんですが、あまりコールしてる人が
いなくて、こんなもんなのかと思いました。。

これ、スタダだとももクロ以外にもきちんと
サポートしてあげる人がほとんどなんですが、
ハロプロは意外と推し以外には我関せず
っていう。。

beyooooondsなんかこれからデビューして
がんばれっていう意味で応援してやっても
いいと思うんですけどね。。

セトリは今回は感じたままで説明しますと、

onetwothree以降が70パーセント、
クラシックが20パーセント、
その他が10パーセントっていう感じでしたかね。

未来的な感じでした。

春の20周年記念感ていうものはなくなり、
未来を見据えた従来の攻撃的なモーニング娘。
に戻っていて安心しました。

10期ぐらいまでは振付に適度にアドリブを
入れて独自性を出して、それを若手がきちんと
基本に忠実なパフォーマンスでサポート
しているという感じでした。

全員がアドリブやりまくったら
めちゃくちゃになっちゃいますからね。
若手がしっかり自我を抑制してやっているから
こその先輩方のアドリブっていうね。

あとは、歌唱力が急激に全員伸びてきた
感じで、音程を外したり不快に感じたり
っていうのは皆無でしたね。
なにも不安を感じませんでした。

あとはここ数年大久保薫系のエレクトロな
楽曲が多かったので、フラリ銀座のような
ポップな歌謡曲をバランスよく入れる
ようになりましたね。

全世代に親しまれてこそのアイドルですから、
ハロプロの方向性はもっともだと思います。

ただしもう小西貴雄さんや、鈴木Daichi秀行氏、
鈴木俊介氏といった
昔のスタッフ陣を更新してしまったので、
大久保さんや平田さん、唯一まだ残っている
初期スタの鈴木俊介さんを基軸に、
新しいメンツを発掘しながら
新しい時代を切り開いていくんじゃないかと
いう気がします。

最近大久保さんはハロプロの楽曲で
つんくさんが作詞作曲を気合い入れて
やった時にセットでグループの枠を超えて
参加しているので、
ほかのスタッフにも分散させていかないと
作品のクオリティが下がるから、
正しい方向だという気がします。

先日つんくさんにお願いしたんですが、
今回ボーカルのパワーが素晴らしかった
ので、是非バックにつんくバンドを従えての
アンプラグドを聴きたいと。

実現したらいいですねえ。。

最後に、今回のアンコールの対応の雰囲気なんですが、
2階でしたが、私以外まわりにいませんでした。。
ハロプロってこんなんでしたっけ。

ももクロさんはほぼ全員とまでいかないまでも
8割がたの人がきちんとコールしてくれます。
これは映像見ればわかると思います。

これはLVでも同じです。

HKTなんかもまあ全員とはいかないまでも、
6割強の人がコールしていました。

モーニング娘。は4、5割程度ですよ。

以前はこんなひどくなかった気がするんですが、
まあ初心者が多い、新規が多いという、前向きな
考え方で終わらせておきます。

10人いて私一人なんで驚きましたよ。。

アンコールありがとうございますっていうのは
汗水たらしてコールした人のみへの感謝の言葉だから、
座ってペットボトル片手に彼氏といちゃついて
スルーしてるお前らに言葉を受け取り、
観る権利はないからな。

なんにもコールしないでよくもまあコールした
雰囲気出して手を振ってられるよな。。
人間不信になるわ。

大久保薫氏のネクストレベル。2018.10.24モーニング娘。’18「自由な国だから」がどう凄くて、「フラリ銀座」がどう残念なのか。。

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今回のシングルは平田祥一郎と大久保薫の鉄板コンビなんですが、
私は、大久保薫氏が先頭で道なき道をかき分けながら引っ張って
いて、それに平田さんが一生懸命着いていってるイメージが描かれました。

それは、まず、自由な国だからの構成の中心
を担っている矩形波のメインのリフレインが
これまで聴いたことも体験したこともない
くらいに衝撃的な音響だったからです。

音響といったのは、フレーズとか音程
とかそう論理的なレベルではなく、
もう直感的な楽譜じゃ1パーセントも
表現できないようなものだったからです。

これはつんくさんも無関係な部分だと思います。

100パーセント大久保さんがつくりだしたもの。

また、今回も矩形波が縦横無尽に暴れまくっている
んですが、緩急や強弱、抜き差しが絶妙で、
怠惰や飽和性、圧迫感、うざさといった
マイナス様子がみじんも感じられない
ミックスに仕上げられていて、ほんとに
ここらへんは矩形波を誰よりも頭の中で
鳴らし続けている大久保さんならでは
のセンスだという気がします。
誰よりも鳴らし続けているから
誰よりも飽きないで気持ちよく
聴き続けられる方法を知っている
っていうね。

これとは逆に平田さんも、シングルの
カップリングという性格もあるので、
その大久保さんのセンスに対応しないと、
いけませんから、矩形波を使ってはいるんですが、
こちらは未熟なので、矩形波を
ベース的な役割で粘っこい感じで
低音を引っ張る形でうならせてはいる
んですが、なんかこれがリズム隊の
歯切れを悪くさせていて、残念な
感じに仕上がっていてがっかりしました。

結構娘。はカラフルでスピーディーな
振付で明るさを表現しているんですが、
そのおかげで楽曲は粘っこい感じに仕上がってしまっていて
この辺、プロデューサーはなんとかならなかった
のかと思いますね。

平翔さんもコレオグラファーも衣装さんも
指示されていると思うので悪くないと思います。
これはプロデューサーがしっかりつんくさんと
事務所と制作側のイメージをまとめてほしかったなと
いうきがします。

モーニング娘。’18の平田祥一郎のAre you happy?と大久保薫のA gonnaの似てるようで全く異なる作風の違いについて。

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一時の大久保頼みだった時代から抜け出してなんとか
平田さんも大久保さんの技術に追いつくことに成功して
平田大久保の2トップ体制に戻った2018年。

これ何も楽曲に詳しくない人はどちらも同じだと
感じると思うんですが、大久保さんと平田さんの
聞かせたいポイントというのが全く異なるので
それを考えながら聞くとコンサートとかで突然
新曲を発表した時とかにもすぐわかるように
なって通っぽくなれるので知っておくといいと
思いますよ。

今のモーニング娘。のフォーメーションダンス
形式の快進撃が始まったのは
メンバーも言ってますがone two threeから
だと言われています。

私も矢口のスキャンダルで離れてから戻ってきた
きっかけはこの楽曲でした。

この楽曲が発表された2012年当時私は
ももクロさんに没頭していました。

NARASAKIさんに勃起しまくりで
放心状態の毎日でしたw

そんな時、大久保薫という人の存在を
知ることになります。

モーニング娘。にはキーとなる編曲家がいて、
ダンスマン、鈴木俊介、平田祥一郎、そして大久保薫です。

これはつんくさんのイメージを額面通りに
できる人を選んだ結果この人たちに
自然と落ち着いたんじゃないかと思います。

ダンスマンさんは自分の声で録音した掛け声の入れ方と
往年のソウルのパクリだというところから
わかります。

鈴木さんは音にはあまり個性がないので
わかりません。

平田さんは電子音中心ですが、様々な楽器の音をバランスよく
配置して音の抜き差しを頻繁に行って
製作します。
ハロプロは歌謡曲でアイドルということを
きちんと把握してそれから逸脱しない
ようになるべく丸くまとめます。

そして大久保さん。

この人は全く平田さんのようなことは考えずにwww、、

電子音の基礎的なノコギリ波で作られた
ブリブリの基礎的な電子音の音圧をとにかく
聴かせたい人で、
これで基本トラックを構成して、
平田さんはハイハットの音をきちんと定石通りに
ビートを維持するために刻む感じで入れようと努力するんですが、
大久保さんは特にハイハットを入れようとはせず、
ブリブリノイズベースがとにかく気持ちよく
聞こえるようにするのでそれに邪魔な場合は
一切他の音色を入れようとしないです。

また、自分の昔の楽曲の一部を切り取って
新曲にくっつけるという荒技を平然と
やりますw

またサビという概念が曖昧で、
イントロサビという考え方ではなく、
パートABCを全く異なるコードやパワーで作って
それを入れ替えることで飽きさせないように
全体をまとめていきます。

あと他の人たちのような掛け声とかは極力入れません。

入れる場合はつんくさんの絶対的な要請
があった時しか入れません。

以前の繰り返しですがイントロの後トーンを落として
最後に爆発させるという構成が得意です。