キングオブコント2016で感じた矛盾と審査基準のM-1化。

標準

前回から審査員がバナナマン、さまぁ~ず、松本人志となった。

私はバナナマンはそうでもなかったが、
さまぁ~ずと松本人志さんについては、全ての番組や
企画物をチェックしてきて、デビュー当時から
テレビ番組が重なった際の優先度は1、2を争うような
レベルのファンです。

ライスまではいろいろ好みがありながらも面白く
みていたんですが、ライスはネタが誰でも
考えたことがあるようなレベルでベタすぎて、
まったく笑えませんでしたが、審査員の点数は
最高点で、なんでだろうと考えました。

前回のコロチキも金の斧銀の斧を逆にした場合
っていう、お笑いをやるひとなら、誰でも一度は
考えたことがあるようなネタで、なぜ審査員が
高得点なんだろうと不思議に思いました。

それを考える際に、ラブレターズの終演後に
発した松本さんの一言のコメント
にキーポイントがあると思いました。

「もっと人間同士のやりとりがみたかった」

これ、リアルタイムで観ていた時はなるほどって
思ったんですが、ライスが最高得点を
出したときにふと考え直したらなんかおかしいな
って感じたんですよね。

これはM-1のテンプレ化している注意点なんですよね。

これはM-1で審査員の得点が欲しい場合はこの法則を守ると
高得点が得られるポイントでもあるわけです。

ですが、、、、、、、、、、

コントの職人はこれができないからコントをやってるわけですよw

まあ、コント55号しかり、ダウンタウンしかり、ウッチャンナンチャン
しかり、言いたいことはわかります。

ですが、漫才の法則をコントに持ち込んでそれを基準に
採点されたら、それができなくてコントをやっている
芸人たちは全員やってられないと思います。

あとバナナマン設楽氏のラブレターズ後のコメント

「音楽鳴らして踊るっていうのは飛び道具だから、、」

も「そんなバカなマン」をやっている、バカリズムの奇想天外なネタを
認めているのに何言ってるの?なんだこいつ?って思いました。。

じゃあ

面白くないスタンダードなコントと、

面白い飛び道具のコント

があったらどちらが点高いの?
お前の言い方だと面白くないスタンダードなコントだよね?

あんたらは金貰って芸を審査している立場だから
面白い面白くないなんかどうでもいいと思ってるけど、

金払って観に来ている現場の客の立場から言うと
面白くてなんぼな気がするんですけどね。

技術的に高度なくそつまらない漫才なんかより
技術的に低度なくそおもしろい漫才の方が
よっぽどましなんだけどね。。

あとひとつは、

全ての芸人、今回の審査員、国民一人ひとりのコントの定義っていうのが
異なっていて、それが漫才の比じゃないっていうことがわかりました。

漫才は言葉のみで道具を使わずコスプレもせず、セットもつくらない
状態で笑いを発生させる方法っていう定義が近いと思います。
台本はアドリブでも構わないです。

そのやってはいけないことを全て可能としたのが
コントです。

それは当然で、フランスが国家レベルで最初の映像の録画が行われた
時の内容はコントでした。

ですから、漫才はコントありきで近世にできた形式なんですね。

それまでにも関西で文楽が発生し、それが関東で歌舞伎に変わった
などという経緯もあるので、常に東京と大阪では
そういう文化の交流があったわけなので、
コントと漫才においてもおなじようなものだと思います。

時系列はコントはセットや衣装に時間や金がかかるが、漫才は
マイクがあればどこでもできるから発展したという
経緯を考えると、コントが先だと思いますね。

そして昔はコントのみで、漫才ができて、いわゆる舞台芸能
のみでした。
しかしテレビの発展で、テレビだけのジャンルが派生していきます。

トークバラエティ、リアクションバラエティ、
松本人志さんのひとりごっつというのはそれだけでジャンル分け
できるようなバラエティに富んだ笑いの形式を開拓していきましたし、
エロバラエティ、さんぽバラエティ、旅バラエティ、
数えたらきりがないくらいに派生していきました。

ですから、、

松本さんのコントというのは、
漫才ができる前のコントを理想として、製作者側からの視点で考えて
練習して掛け合いの間合いが丁度良くなっている
かどうかを最優先採点していたような気がします。
いくら練習していても掛け合いがなければコントとして
認めないっていう感じですね。

そしてさまぁ~ず。

この世代のコントの定義は、ダウンタウンの影響と、ひとりごっつ、
他の舞台の影響もあり、
松本さんがあまり厳密には認めていない、ごっつええかんじのシュールな世界もコントとして認めている世代で、漫才が出来ないからコントをやったという経緯もあるので、
掛け合いは漫才をマスターしたからコントに移行した松本さんよりシビアじゃないが、
漫才ブームの影響もあるので、自分は面白いけど採点すると低くなる、
自分はそうでもないけど、難しいことやっているっていう採点レベルだった気がします。

そして、バナナマン。

この二人は上記の世代に勝つ方法を考えた場合、正攻法でいっても
勝てないってことで、上記の世代の影響もあることはありますが、
松本、さまぁ~ず世代ほど影響はなくて、より影響を受けたのは
とんねるずや秋元康一派のクールな笑い、おぎやはぎの冷めた漫才、
っていうところで、上記の世代が考え付かないこと、上記の世代の演出
では達成できない笑いの感覚が自分たちの笑いだとして
その感覚を大事に活動している世代ですね。

で今回、コントの定義が審査員全員違うな。って感じたのは
ラブレターズでした。

ラブレターズ

松本:82点

大竹:84点
三村:82点

日村:84点
設楽:92点

私に一番近かったのは設楽さんの採点でした。

私が今回はじき出した内容をバックに感じることとなった
きっかけのネタでした。

これ松本さんがごっつでやっていたようなネタなのに
低いってことは、ごっつはコントとして認めていないってこと
なんだと思いますよね。

ラブレターズは審査員が高得点をつけるやり取り重視のコント演出
を出来るけどそれは自分達じゃないのであえてやらず、
新しい演出をねん出して持ってきたけど予想通り低かったと。
認めてもらえなかったと。

これ、ラブレターズが最低点だったこから、
次回から同じような泥臭い演出で溢れてくる
ような気がしますね。

お笑いスター誕生の後期の勝ち抜き戦で、
2人のやりとりのスピードが時間と共に上がっていく劇場型の演出が
含まれたネタじゃないと勝てなくなった際、
採点者に擦り寄る演出のネタばかりになった時のウッチャンナンチャン
のような、
観客をおいてけぼりにして審査員に向けてネタをやっている
感を感じるようにならければいいですが。

これ今回エレキコミックが出てたら優勝していたんじゃないかって
思いましたw
あとブーマーとかプリンプリンとか。

あとキングオブアイドル2016があったら、、ハロプロが優勝で飛び道具のスタダは最低点でしょうなw

キングオブコントは泥臭いクラシックなコントが高得点
をとるコンテストってことで、M-1と同じ様相を呈してきた
ってことで、得点は期待せずネタだけを楽しむための
コンテンツとして利用していくことを決断させた
今回のキングオブコントでした。

しっかし、今回、コントの定義が一人ひとり異なることが分かった
から、

どうせなら純粋に笑いを判断できるローラとか菊地亜美とか
指原氏とか若槻とかりゅうちぇるとか永野さんとかを審査員に
したほうが平等に一番面白い芸人を審査できるんじゃないかって
思いましたねw

芸人さんならあらびき団やっていた東野さんとか藤井さんとか、
関根さんとかも平等に判断できると思いますよね。

2人のやりとりとか、個人的な趣味嗜好なんかどうでもいいんだよなあ。。
面白いか面白くないかで。

松本さんは笑ったか笑わなかったか、それで勝敗が決まる
ので笑いが好きって言ってたのに、いつから変わっちゃった
んだろうね。。

年を経ていつの間にか笑い以外の様々な雑学が記憶に刻み込まれていき、
結局新しいものを認めない自分が一番嫌いな横山やすしになってないかいw

松本さん。。

あと審査員全員に感じたこと。

やっぱり現場の芸人を現場から遠ざかっているテレビ芸人が審査するのは不可能だということがわかりましたね。

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